事前決済と現地決済の違い。支払い時期と取消のときの見方
支払い時期は、取消のときの扱いと一緒に確かめます。払った後に、返金されるかどうかが変わるためです。
結論:確認する3か所
- 1. 支払い時期予約時か、現地(チェックイン・出発時)か先に払う場合は、取消のときの返金が問題になる
- 2. 取消の条件いつから、何割かかるか予約の直後から取消料がかかる場合がある
- 3. 画面の記録確認画面と予約確認メール後で条件を確かめるときの手がかりになる

モデル宿泊約款の支払いの定め
観光庁が示すモデル宿泊約款(令和5年12月13日の最終改正)に、支払いの定めがあります。
- 宿泊料金は、宿泊客の出発の際、またはホテルが請求したときに、フロントで払います(第12条第2項)。
- 支払いにクレジットカードなどを使うときは、宿泊登録のときに、あらかじめ見せます(第8条第2項)。
- ホテルは、申込金を求めることがあります。申込金は、ホテルが決めた額を、指定した日までに払います(第3条)。
約款には、「事前決済」という言葉や、事前決済のときの返金の扱いは書かれていません。個別の予約の条件は、予約先の案内で確かめます。
相談事例から見える点
国民生活センターと東京都の消費生活総合センターが、次のような相談を紹介しています。
- 海外のサイトで、航空券と宿泊を合わせて18万円分、カードで払った。翌日に取り消したところ、キャンセル料が18万円と表示され、全額は返金されなかった(東京都、注意情報)。
- 温泉宿を予約して、2時間後に取り消した。キャンセル料が100%かかると言われた(国民生活センター、2025年3月18日の発表)。
東京都は、申込の直後からキャンセル料がかかることに気づかず、トラブルになる相談が多いと書いています。
| 確認する項目 | どこで見るか | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| 支払い時期 | 予約画面、予約確認メール | 予約の確定と同時に決済される場合がある |
| 取消の条件 | プランの説明、取消規定 | 「キャンセル料100%」のプランは、予約後に変更しても全額かかる場合がある |
| 変更の扱い | プランの説明 | 日程の変更が、取消として扱われる場合がある |
予約の前にできること
- 取消の条件と期限を、決済の前に確かめます。
- 確認画面の画面写真と、予約確認メールを、旅行が終わるまで保管します。
この記事は、2026年10月29日に確認した公式の資料をもとにしています。観光庁のモデル宿泊約款、国民生活センター(2025年3月18日発表)、東京都消費生活総合センターの注意情報です。ホテルごとの約款や予約サイトの規定は、予約先で確かめてください。
この記事が向く人・向かない人
- 向く人:事前決済と現地決済の違いを、予約前に知りたい人。
- 向かない人:払い戻しの可否を知りたい人。予約した宿の条件が先です。
出典と調べた日
- 国土交通省・観光庁の公式ページ(2026年10月29日)
- 国民生活センターの公式ページ(2026年10月29日)
- 東京都消費生活総合センターの公式ページ(2026年10月29日)